努力はだいたい報われない!

「努力は必ず報われる」っていうとても希望に満ちた言い回しがありますね。

あれ、ウソです( ˙-˙ ) しかも、大嘘です。

ときとして人を絶望のドン底に叩き落とし、人格を破綻させ、嫉妬に狂わせ、醜悪な争いの元凶となってしまうような恐ろしい嘘なのです。

もしあなたが親ならば、子どもにこの言葉は使ってはいけません。その子が真面目であればあるほど、いずれ大きくなったときにあなたを恨むことになるでしょう。その恨みはそれはもうハンパないはずで、初任給で親に贈ってくれるはずのプレゼントのグレードが2ランクは下がります。下手すると4ランクほど下がるかもしれません。

なお、初任給の使い方ランキング第一位は親に焼き肉をおごることらしいです。だとすると、2ランク下がるとコンビニ弁当となり、4ランクだとポテトチップス(ミニサイズ)あたりになるのでしょうか。考えるだけでも恐ろしいですよね?

そんな悲劇の原因も、「努力は必ず報われる」などとあなたが無責任に口走ってしまったことによるものなのです。間違いありません( ・`ω・´)キリッ

ほとんどの努力は報われない

「努力は必ず報われる」はダメですが、「努力は報われるかもしれない」とすればギリギリセーフです。

さらに「努力はごく稀に報われることもあるが、ほとんどの場合は報われない」ならばパーフェクトです。

報われない場合のほうが多いということが重要なのです。

僕自身は生まれながらにして本能的にこの真理に気づいていたため、幸いにも今まで努力をしたことがありません( ´_ゝ`)

あ、ちょっと言い換えます。努力したことはありますが、頑張っても結果に結びつかないと判断した場合はスッパリと諦めています。

しかし、世の中には無駄な努力に人生を浪費し、嫌な思いや苦しい思いをし続けている人がいっぱいいるのですね。

彼らを見ているととっても不憫に思います。だって彼らのうち何人か、場合によってはほとんどはいずれ挫折するのですから。

中には、努力それ自体に喜びや生きがいを見出す人もいるでしょう。成果を求めることなく、努力する過程そのものを重視する人たちです。そのような人は問題ありません。そのまま努力し続ければよいと思います。

しかしそうでないならば、無駄に努力することをやめて、もっと可能性のある、楽しい、新しいことに時間を使うべきなのではないでしょうか。

たしかに、努力をして逆境を切り抜け、成功する人もたくさんいます。でも、彼らは努力以外にも才能、環境、運など、いろいろなものを持っているのです。

彼らを単純にお手本として、努力をすれば報われると一途に信じるのはあまりにもリスキーだといえるでしょう。

努力至上主義は人を不幸にする

僕がここで言いたいのは、努力をするなということではありません。努力をすれば必ず成果が出て、見返りがもらえるという幻想を捨てるべきということです。

身も蓋もない言い草ですが、努力して成功する人もいればしない人もいます。

また、それほど努力しないで成功する人もいるし、しない人もいます。

でも、できることならなるべく努力などしないで成功したほうがよいではないですか。

歪んだ努力信仰はさまざまな悲劇を生んでいます。会社で、部活で、あるいは人生そのもので。

無意味な努力を強いられて成果が出せずに苦しんでいる人は多いです。しかし、彼らの恨みつらみを聞く機会はあまりありません。なぜなら、表舞台に出てくるのは失敗した人でなく成功した人だからです。敗者は人知れずに自分の努力不足を嘆き、あるいは自分の置かれた境遇を呪うのです。どうです? 身近に心当たりはありませんか?

このような不幸を防ぐために重要なのは「努力」でなく「思考」だと思います。

楽をするため、楽しむため、最小の労力で最大の効果を得るため、よく考えましょう。

結局がむしゃらに努力(遠回り)して成功するよりも、よく考えて楽(近道)をして成功する可能性のほうが高いです。そもそも、成功など求めないってのも1つの考え方であり生き方だと思います。

人を苦しめるだけの努力信仰は終わりにしましょう!

努力しても仕事がうまくいかないときは?

精一杯やっているのに仕事がほかの人より遅いとか、失敗が多いとかで悩んでいる人はたくさんいます。でも安心してください。それはあなたの努力が足りないからではありません

単にあなたがその仕事に向いていないだけです。向いていない仕事に対していくら努力しても事態が好転することはまずありません。

まず努力することをやめてみましょう。開き直るか転職してみましょう。

開き直ることによって余裕が生まれ、意外と道がひらけたりもするものです。

「諦めたらそこで試合終了ですよ」と、とある高校バスケットボール部顧問の安西先生が言っていました。

しかし僕は言い返したいのです。「諦めないかぎり新しい試合は始まらない」と。

努力にまつわる名言(と偉そうなツッコミ)

努力した者が成功するとは限らない。しかし、成功する者は皆努力している(ベートーベン)

前半はそのとおりだと思います。後半は違うかな。いろいろなものに恵まれ、努力しないで成功している人もいるし、他人の努力の成果を奪って成功している人もいます。

努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない(王貞治)

結果論です。報われた場合のみ、その過程を「努力」と定義しているだけです。王さんは尊敬しています。

努力は裏切らないって言葉は不正確だ。正しい場所で、正しい方向で、十分な量なされた努力は裏切らない(林修)

これも結果論。正しい場所なのか、正しい方向なのかは結果が出てからでないと分かりません。林先生の講義は大好きです。

見返りを期待して、楽しくもないのに苦痛を伴う努力を重ね、恨みを溜め込むくらいなら、やめたほうがいい(明石家さんま)

努力をするなというよりも、見返りを期待するなということらしいです。まあそのとおりだと思います。

諦める力(為末大)

著書タイトルです。「勝てないのは努力が足りないからじゃない」、「やればできると言うがそれは成功者の言い分だ」、など、トップアスリートとしては異色の発言を連発する為末さん。

ものすごく批判されたようですが、「努力」や「成功」についてとても冷静に分析されていると感じました。努力して成功した当人だからこそ説得力があります。

努力しようとした時点で人生としては報われている(武田邦彦)

ものすごく心強い言葉ですね! 僕も努力しようとしたことはたくさんあります。

脳科学も努力を否定する

近年は脳科学の分野でも従来の努力至上主義を否定する見解が多いです。

結局ダメなものはダメなのです。みんなホントは分かっているのですが、小さな希望にすがりつきたいがために、努力は報われるなどという幻想をいだいてしまうのでしょう。

しかしその幻想は、あとで絶望となって返ってきます。

脳科学者の中野信子さんが「努力不要論」という本を出しています。

なかなか興味深い内容なので、一読をおすすめします。

まとめ

頑張ってもなかなか報われずに悶々としている方は、とりあえず努力するのをやめてみませんか?

 

おわり

 

 

 

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