【ランキング】職業別の犯罪率を大暴露! ワースト1位は無職!?

職業別犯罪率

犯罪者ってどんな仕事をしている人に多いのか気になったことありませんか? きっと多くの人が少しは関心を持っていることだと思います。でも、テーマがテーマだけに微妙にタブー化されていてイマイチ実状がよくわかりませんよね。

そこで今回、警察による公開データにもとづいて職業別の犯罪率を比較し、その実態を赤裸々に暴いてみました。

なお、本記事では特定の職業を侮辱したり差別を煽る意図はまったくありません。

そもそも日本では、犯罪検挙者自体が人口の0.2%ととても低いです。この記事ではそのたった0.2%の内訳を無理やり表したに過ぎません。

職業にかかわらず、多くの人はまっとうに暮らしていることは最初にお伝えしておきます。

※資料
警察庁:罪種別 平成28年犯行時の職業別検挙人員
総務省統計局:平成29年就業構造基本調査
ドンピシャなデータがないため、調査年、調査主体が違う複数のデータにもとづいていて計算しています。
交通関係業務過失はのぞきます。
当該職業の従事者100万人あたりの検挙人数として算出しています。

職業別犯罪率ランキング

ここでは、各職業の総人口のうち刑法犯罪で検挙された人の割合のことを犯罪率とよぶことにします。犯罪が認知されても検挙に至らなかったり、逆に冤罪だったりする場合もありうるので、厳密な意味での犯罪率とは違います。

対象とするデータ

職業(全19職業)

19の職業に分類して表示しています。

「自営業(土木・建設)」と「自営業(飲食店)」は「自営業(全部)」にも含まれますが、代表的なデータとして別途記載しています。

同じく、「専門職(教員)」と「専門職(医療保健)」も「専門職(全部)」にも含まれますが、代表的なデータとして別途記載しています。

無職や学生、主婦なども職業として表現します。

  • 自営業(全部)
    農林漁業、販売店主、飲食店主、土木・建設業、不動産業、製造業、その他自営業
  • 自営業(土木・建設)
  • 自営業(飲食店)
  • 専門職(全部)
    教員、医療・保健従事者、芸能人・プロスポーツ選手、弁護士、その他
  • 専門職(教員)
  • 専門職(医療保健)
  • 組織幹部
    議員、知事、行政機関の幹部、企業の社長や役員
  • 事務員
  • 販売員
    販売店員、外交員・セールスマン、露天・行商・廃品回収
  • サービス
    美容師・理容師、調理師・バーテンダー、飲食店員、ホステス・ホスト、パチンコ等遊技場店員、その他
  • 技能工
    輸送・精密機械工、その他機械工、金属加工工、食品・衣料品製造工、その他
  • 保安
    警察官、自衛官、消防士、その他
  • 運輸
  • 土木・建設
    建設職人、配管工、土木建設労務作業者
  • 労務作業
    運搬労務作業者、倉庫整理、清掃
  • その他
    その他の勤め人など
  • 学生
    中学生、高校生、大学生、専修学校性など
  • 主婦(主夫)
  • 無職
    失業者、不労所得生活者、年金・雇用保険等生活者、浮浪者、その他
犯罪の種類(6区分)

6区分に分類して表示しています。

  • 凶悪犯
    殺人
    強盗
    放火
    強姦
  • 粗暴犯
    凶器準備集合
    暴行
    傷害
    脅迫
    恐喝
  • 窃盗犯
    侵入盗
    乗り物盗
    非侵入盗
  • 知能犯
    詐欺
    横領
    偽造
    汚職
    あっせん利得
    背任
  • 風俗犯
    賭博
    わいせつ
  • その他の犯罪
    占有離脱物横領
    公務執行妨害
    住居侵入
    逮捕監禁
    誘拐・人身売買
    盗品等関与
    器物損壊等
    その他

犯罪の内訳

罪種別の検挙率

なんと窃盗が51%と半分以上を占めるのですね。そして暴行などの「粗暴犯」が23%、占有離脱物横領罪などの「その他」が16%、「知能犯」6%、「風俗犯」、殺人などの「凶悪犯」が各2%と続きます。

窃盗や占有離脱物横領など、大半がモノを盗むことに関係する犯罪というのは考えさせられますね。モノに不自由しない国、時代にもかかわらず……

職業別犯罪率ランキング

順位 職業 検挙人数(100万人中) 犯罪率
ワースト1 無職 5,056 0.51%
ワースト2 学生 4,351 0.44%
ワースト3 土木・建設 3,981 0.40%
16 自営業(土木・建設) 3,533 0.35%
15 自営業(飲食店) 3,457 0.35%
14 労務作業 2,199 0.22%
13 自営業(全部) 2,137 0.21%
12 その他 1,885 0.19%
11 サービス 1,538 0.15%
10 組織幹部 1,403 0.14%
9 運輸 1,372 0.14%
8 保安 1,103 0.11%
7 販売 683 0.07%
6 技能工 681 0.07%
5 専門職(医療保健) 618 0.06%
4 専門職(全部) 468 0.05%
3 事務 377 0.04%
2 主婦(主夫) 356 0.04%
1 専門職(教員) 347 0.03%

全体の検挙人数

ワースト3職業はだいだい色で、ベスト3職業は緑色で表現しています。以降のグラフも同じです。

犯罪率が高いのは無職、低いのは教員

ワースト1位が無職ワースト2位が学生ワースト3位が土木・建設となりました。

一方、犯罪率が低い職業は教員、主婦、事務の順番となっています。さすが学校の先生ですね!

保安とは警察や自衛隊、消防など人々の安全を守る仕事の人です。犯罪率は0.11%と平均(0.18%)よりは少ないですが、仕事内容を考えると意外と多いような。

ということで無職がワーストという結果になりました。なお、ひとくちに無職といっても、一時失業中の人、卒業後に就職活動中の人、就業意思のない人、定年退職した人などさまざま含まれています。残念ながら警察のデータからは詳細な情報は分かりませんでした。

なぜ無職は犯罪率が高いのか

無職の犯罪率が高い理由を想像してみましょう。

  • 働いていないのでお金が無く、金銭目的の犯罪を行ってしまう
  • 犯罪者の気質と無職となる要因に相関関係がある
  • 犯行後から検挙されるまでの間に会社など所属組織から解雇された
  • 時間を持て余しており、暇つぶしに犯罪を行う

こんなところでしょうか。

雇用対策と経済対策が治安対策にもなるのは間違いなさそうです。

つづいて、犯罪の種別ごとに詳しく分析していきましょう。

凶悪犯は土建と無職のツートップ

凶悪犯の検挙人数

凶悪犯とは殺人、強盗、放火、強姦のことです。

ワースト1位が土木・建設、2位が無職、3位が自営業(飲食店)となっています。そういえば殺人事件のニュースとかでこの3職業が登場することが多いような気もしますね。

ベスト3は相変わらず優秀です。

学生は全体の犯罪率が高い割に凶悪犯罪は少ないのですね。

粗暴犯は土建と飲食自営がダントツ

粗暴犯の検挙人数

粗暴犯とは凶器準備集合、暴行、傷害、脅迫、恐喝のことです。

犯罪率は自営業(土木・建設)、自営業(飲食店)、土木・建設の順です。無職がワーストから離脱しました。

土建系は被雇用者、自営業ともにワーストにランクインしてます。

ベスト3職業は変わらず。

凶悪犯と同様、学生の犯罪率はほかの犯罪に比べれば低いです。

窃盗犯では主婦の犯罪率が微増

窃盗犯の検挙人数

窃盗犯とは侵入盗、乗り物盗、非侵入盗のことです。

ワースト3職業は変わらず。

特筆すべきは、一貫して優秀だった主婦の犯罪率が若干高まり、ベストから脱落します。

一方、組織幹部の犯罪率が相対的に低くなっています。組織幹部とは議員、行政機関の幹部、企業の社長や役員などです。つまりえらい人、社会的強者、上級国民などと称される人たちです。

ほかの職業では窃盗の犯罪率がいちばん高いのですが、組織幹部の人達にとっては違うようですね。

知能犯で目立つのは組織幹部

知能犯の検挙人数

知能犯とは詐欺、横領、偽造、汚職、あっせん利得、背任のことです。

無職、組織幹部、自営業(土木・建設)の順です。ここへきて組織幹部がワースト入り。窃盗犯罪率が低いのとは対照的に知能犯罪率が極端に高いです。

組織幹部で知能犯……いかにもって感じですね。

かたや無職の知能犯っていうのはなんなのでしょうか。むしろそれ(詐欺とかあっせん利得とか)を生業にしているのではないでしょうか。

風俗犯では飲食自営がほかを圧倒、そして教員の犯罪率も高まる

風俗犯の検挙人数

風俗犯とは賭博、わいせつのことです。

ワーストは自営業(飲食店)、自営業(土木・建設)、学生です。

そしてついに最優秀(最低犯罪率)をキープし続けてきた教員がトップの座を譲り渡しました。しかもベスト3脱落どころか一気に7位まで転落というかなりの落ちぶれっぷり。

ところで賭博とわいせつは質的にかなり違う印象なので、ここで風俗犯の内訳も図示しておきましょう。

風俗犯の内訳

賭博で高犯罪率なのは飲食自営と土建自営、そしてサービス職

賭博の犯罪率の高さが影響して飲食自営がワーストとなっているのが分かります。

また、サービス職の賭博割合も基準ランキングに比べて高いのがわかります。飲食自営もサービス職も店舗(賭場)を持っているというのが大きな理由でしょうか。

わいせつ犯罪率は学生がダントツ、教員も?

少し意外な気もしますが、学生のわいせつ犯罪率が高いのですね。

そして目立つのはやはり教員の犯罪率の高さ。ほかのランキングではベストの成績を誇る教師ですが、わいせつに限ってはこの体たらく。

とはいっても、これはかなり意地悪な見方です。教員はほかの種類の犯罪率がダントツで低いため、これだけが目立ってしまうのです。じつは全職業の100万人あたりのわいせつ検挙者数は40人ですから、教員の37人というのは平均以下なんですね。

ニュースでは教師のわいせつ事案が目立ちます。中には教師のわいせつ犯罪は一般人の15倍などという人もいます。しかし、実際には平均並みだということがわかりました。

その他の犯罪では学生による占有離脱物横領が多い

その他犯罪の検挙人数

その他の犯罪とは占有離脱物横領、公務執行妨害、住居侵入、逮捕監禁、誘拐・人身売買、盗品等関与、器物損壊等、その他のことです。

これも内訳を示しましょう。

その他犯罪の内訳

学生による占有離脱物横領の犯罪率の高さが目立ちますね。占有離脱物横領っていうのは落し物や捨ててある物を自分のものにしてしまうことです。窃盗に似ていますが窃盗のほうが罪が重いです。

学生は窃盗犯罪率も高いですが、お金はないけど欲しいものが多いということなのでしょうね。

職業別の犯罪割合

最後に職業ごとにどのような種類の犯罪が多いのかを円グラフにしました。

それぞれの職業で意外な個性が見えてきてとても興味深いです。

たとえば粗暴犯罪率が高い(5割くらいの)職業として、自営業全般、運輸業に加え、組織幹部もあげられます。

ちょっと意外じゃないですか? 企業の役員とか国家公務員の幹部とかでも粗暴犯罪率がいちばん高いのですね。組織幹部の場合、粗暴犯に次いで高いのが知能犯となっています。

ほかの職業では窃盗のほうが高いか、窃盗と粗暴犯が同じくらいの割合です。

あと、主婦は圧倒的に窃盗ですね。全検挙数の8割にものぼります。

職業別の犯罪割合

犯罪はしちゃダメ!

何かとストレスのたまる世の中ですから、境遇によっては魔が差してしまいそうになる瞬間もあるかもしれません。

そんなときは架空のもうひとりの自分を作り上げて、自分がしようとしていること客観的にみつめみてください。

以上、どことなくタブー感の漂う職業別犯罪率のはなしでした。

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