サマータイム制の導入はお馬鹿である

オリンピックの開催にかこつけて、政府によるサマータイム制の導入が検討されていますね。しかも2時間もずらすらしいです。ネットでは反対の声が多いですが、各種世論調査では賛成の方が多いようですね。個人的には圧倒的に反対なので、この結果はかなり意外でした。

てことで、とりあえずサマータイム制導入に反対してみました。

サマータイムのメリット

メリットとしてよくいわれるポイントです。

  • 日照時間を有効に使えるので照明などのエネルギーの節約になる
  • 交通事故や犯罪が減る
  • 業後の消費活動時間が増えることで経済が活性化する
  • 時間を繰り上げるため、競技によってはより涼しい時間帯に運動することができる

これらの経済効果は数千億から数兆円となるという試算もあります。しかし、すべて都合よくことが運んだ場合で、取らぬ狸の皮算用としか思えません。また、どれも日照時間帯における活動時間の増加に伴う定量的な効果です。別にサマータイムの導入ではなくて、単に起床時間を繰り上げるだけでも得られる効果です。

サマータイムのデメリット

一方、考えられるデメリットは次のとおりです。

  • さまざまなシステムの改修コストが莫大になる
  • システム改修に失敗した場合に社会が機能不全になるリスクがある
  • 生活リズムの変化により健康に悪影響が出る
  • 2つの時間が混在することにより日常生活、社会生活ともに混乱が生じる
  • 日照時間増加により残業が増える懸念がある
  • 時間を繰り上げるため、競技によってはより暑い時間帯に運動するはめになる

メリットと違い、こちらは定性的な影響が多く、事前に緻密で多角的な予測が必要です。予測を誤れば悪影響は不可避です。せっかく上向きかけてきた日本の経済、雇用環境に致命的なダメージをおよぼすことになるでしょう。また、健康や働くモチベーションといった経済効果以外での悪影響も心配されます。

サマータイム導入による影響を正確に予測することなど不可能です。一歩間違えれば日本社会全体が大きな痛手を被ることになるでしょう。

基準を変えちゃダメでしょう

そもそも時間というのは、長さや重さとおなじで絶対的であるべきです。ずらしてはダメなのです。そうでないとそもそも存在する意味がありません。

サマータイム制とはつまり、今まで6時だったものをある日を境に4時とよびましょう、といっているわけです。実際とはまったく関係ない見せかけだけの変化です。

想像してみてください。ある日を境に、長さ0mを10mとよびましょう! といったらどうでしょうか。実際の長さは変わらなくても、呼称的には10mプラスになるのです。従来基準で90m走れば100m走とよぶことができる! やったね! ……ってなりますか? なんの意味もなく混乱するだけのことだとよくわかるでしょう。

もし活動時間を2時間増やしたいのであれば、時計の針を進めるのではなくて2時間早く起きればよいだけのはなしじゃないでしょうか。

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